マカロンの留学日記~モンゴル編~

アメリカナイズドされたオージーガールを目指した、キャリア教育寄り日本語教師のブログ。

モンゴル地方3都市周遊 田舎の旧正月体験ツアー(遊牧民ホームステイ付き)

2017-03-02-Thu-22:29
旧正月でした。

2年前の旧正月に、1日に5軒の家を回って、

ボーズ(モンゴル風羊肉の小籠包)がどの家でも新たに蒸されて

「さあ、どうぞ。食べて食べて。遠慮しないで」

の応酬に負け、「私はモンゴルでは生きていけない」と悟ってからはや2年。

それを忘れたようで、暇な旧正月に、実家へ里帰りするという先生についていきました。
初日は、朝9時に学校を出て、知り合いで同じ街までいくという家族を乗せて出発。全部で6人。一人は小学1年生、もう一人は精神年齢が小学生(私)

とりあえず、バンバン飛ばして走ります。途中からは雪原です。話を聞くと、450キロとのこと。大丈夫なのかな…まぁ、大丈夫でしょうということで。

途中、小さい町でお昼ごはん。野菜スープは必ず肉が入っています(笑)素朴でおいしい。

そして、まっすぐな一本道で少し休憩。

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本当に真っ直ぐで、他に何もありません。雲の上を走っているようです。

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こういうことしてると、すごく観光客っぽいというか、雪に慣れていない感じがする。

そうこうしているうちに、無事到着。

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町並み。

先生のご実家、お母様の家は木で作られた質素なおうち。

水道がないので、大きな入れ物に水がためてあり、それを使います。排水はバケツなどにためて、外に流すそうです。

トイレは、建物の外に別にあって、地面を1メートルぐらい掘った上に木を渡してあるだけ。

屋根もあってドアも閉められます。今の季節はまだいいけど、夏はハエと匂いとの戦いです。

だから、トイレにいくときはいちいち防寒対策をしなければならない。そうしないとトイレで行き倒れてしまいます。

これ、お腹がいたいときとかどうするんだろう…P2260027.jpg

これが、お正月飾り。肉の置き方など、いろいろしきたりがあります。

ついたのは大晦日だったので、恒例のモンゴル相撲をのんびり見ました。

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そんなときに出てきたのがこれ。

3歳の女の子がいるから、お風呂かと思ったら(そういえばお風呂もなかった。どうしているんだろう)

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お正月のお肉を茹でる鍋なんだそう。下はかまどで薪で温めています。

1年に1回しか使わないそうです。決して選択をしたり子どものお風呂には使わないそう。

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お正月には、親戚などいろいろな人の家を訪問します。

訪問先では必ず新しいボーズを蒸してくれるので、ありがたく食べなければなりません。

これ、訪問した方だけだと思ったら、家の人も蒸しては食べ、蒸しては食べ、なので結構大変。

ここのおうちは大根の酢漬けをつくってくれていて、これが美味しくて、ボーズ→大根のエンドレスでした。

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これは馬乳酒。知り合いが撹拌機を持ってきて撹拌していました。昔は手作業だったけど今はこういうものもあるらしい。

今の時期の馬乳酒はアルコールが強いみたいであまり好きじゃないです。

モンゴルは子どもが多いので、子どもたちとも仲良くなりました。

言語以外のツールで…

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カメラを渡したら撮ってくれました。私のデール(民族衣装)…

あと、親戚の遊牧民宅にも連れて行ってくれました。

「冬はここだけど、春はあっち、夏はあっち、それで秋はあっち」

と、本当に遊牧しているそうです。冬は、簡単な建物があって、家畜が寒さをしのげる場所にいるそうです。

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こんな建物。この中に羊と山羊が600匹。

その日の夜は遅かったので、みんなでボーズを食べお酒を飲んで寝ました。

沢山の人がいたにも関わらず、私は客間の一番いいベッドを使わせてもらい(しかも一人で)、恐縮しながら就寝。

夜も全然寒くなくて快適でした。

朝起きたら、夜自分でかけた布団以外にもう一枚の布団と自分のコートが掛けてありました。

そりゃ暖かいわけだ。

そして、掛けてくれた人もいるわけで。感謝です。

朝は、頑張って早く起きて遊牧民のお仕事を見学。

全然役に立たない私。

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牛を餌があるところまで連れて行きます。

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羊と山羊も同じく。

手際よく作業をするのは一番上のお姉ちゃん。今年高校1年生。黙々と、しかしテキパキと作業する姿に見とれてしまいました。

一緒に作業するのは3番目の女の子。小3にも関わらずしっかり仕事ができています。

子どもは子供らしく、という意見もあると思うけれど、こんなにたくましい子どもたちは将来どこに行っても困らないと思います。

その技術を持っていると言うだけで食いっぱぐれないしね。

ちなみに、一番下の男の子はその間を走り回っていました。こうやって遊牧の仕事を覚えていくんだなぁ。

私は肉は食べないし、お酒は飲まないし、コミュニケーション取れないし、すぐ寝るし(疲れていた)、

しかも客間の一番いいベッドを貸してくれるし(あと10人ぐらいは床で雑魚寝。)

お客さんとしては散々でしたが、調理風景を物珍しく見ていたのがよかったのか(?)

外に行くときは防寒具を貸してくれるし、

靴が壊れたら直してくれるし、

あれやこれやと食べ物を勧めてくれるし、

子どもたちは積極的にコミュニケーション取ってくれるし、山登りに誘ってくれるし(無言で)、

ツァガンサル恒例のおみやげ(チョコレート)に加えアーロール(遊牧民が作る乾燥チーズ。ええ、遊牧民からもらったから本物です)もどっさりくれたし、

最後に「夏にまたおいでね」と家族総出でお見送りしてくれるし、

なんだか申し訳ない。

一晩泊まっただけでしたが、なんだかすごく家族になった気分でした。

もう一泊して、ウランバートルへ。

その間に他の2都市にも行って、他の親戚にもごあいさつ。

またボーズ。また肉。また馬乳酒。

私はいい加減……って感じでしたが、モンゴル人はこれが大好きなんですね。

帰りはUターンラッシュ(モンゴルにもあった!)に巻き込まれながらも、無事帰還。

途中で、タクシーを拾おうとしていたおばあさんを拾い(耳が遠いがやさしい。70代らしい)、また下ろしてあげました。

なんにもないところで下りるので、聞いてみたら

「あっちの方に家があるらしい」(もちろん家は私には見えないし、もう外は暗い)

おばあちゃん、すごいなぁ。

全然知らないおばあちゃんを乗せてあげるモンゴル人(多分、人は選んでいる)、いいですね。

もちろん移動は大変だし生活も大変なんだろうけど、

夏にまた行きたいです。夏の草原も絶対キレイなんだろうな…

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